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■展覧会

     坂口紀良 個展    2008年5月12日(月)〜5月22日(木)    

作家紹介
   

ミコノス島のリトル・ヴェニス
P30 (90.9×65.2cm)




サントリーニのカフェテラス
20F (72.7×60.6cm)


エーゲ海の白いテラス
 20M (72.7×50.0cm)


エーゲ海のオレンジのカフェテラス
20M(72.7×50.0cm)


エーゲ海の白いテラス
 8P (45.5×33.3cm)


ミコノス島
10F(53.0×45.5p)


レモンイエローのパラソルの見える
エーゲ海の小径
4F(33.4×24.3p)


チェロのある音楽の部屋
10P((53.0×40.9p)


アネモネのある手を組んだポーズ
6F(40.9×31.8p)
坂口先生のこと (抜粋)          金子敏也(美術史家)


坂口先生の絵を最初に拝見したのは20年以上前、今はもう存在しない某美術館であったと思う。4号ほどのかわいらしい人物の描かれた作品が目を引いた。それまでの現存作家にはあまり見かけなかったシンプルな描線と色使い、フランス風のエスプリを感じさせる愛らしい作品であった。
数年足らずして、ギャラリー和田で「風の会」が発足し、個展も催されるようになった。
(中略)
展覧会を重ねるにつれて、色の濁りが消え、鮮度が増していった。優れた作品にはあたかも内部に光源があり、そこから色彩が光り輝いているような印象を与えるものがあるが、坂口作品も徐々に輝き始めた。
(中略)
坂口先生の作品は、無条件に楽しい。
それは現代の西洋化した日本の食卓に掛けて楽しく、なおかつ芸術的な鑑賞に堪えうる作品である。このような作家と、時間と空間を共有できることは、大きな喜びといえる。
現代美術の隆盛を見るにつけ、伝統的な日本洋画の王道を歩む先生に期待したい。
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